◎菖蒲湯でリラックス
さわやかな季節となりました。寒い冬も過ぎ、戸外で活動し、体力増強、気分のリフレッシュにうってつけの月ではないかと思います。 ゴールデンウィークを大いにエンジョイしたいものです。
今、“アロマテラピー”、“ハーブ“等々、植物の力で心と体を癒す方法がブームですが、我国でも古来より植物の力を利用しやさしく体を癒す風習があります。 中高年の人は、なつかしいと思われるのでは…?
「端午」とは月の初めの午の日のことで中国では災いが多いとされてきました。
「五」と「午」が同音であることから5月5日は災いが多い日と考えられ、厄払いの風習が日本に伝わりました。
菖蒲(しょうぶ)を屋根にかけたり、菖蒲入りの酒を飲んだり、菖蒲の葉で体を清めたりしました。
そして鎌倉時代に武士達が、菖蒲=「尚武」と通じて、出陣前の武士が菖蒲湯につかったことが菖蒲湯に入る風習の始まりのようです。
菖蒲湯は神経の緊張をほぐし、血行をよくしますのでリラックスするには最適です。
鎮痛作用もありますので、神経痛、不眠症、腹痛にも効くそうです。
菖蒲湯に使われる菖蒲はハナショウブ(花菖蒲)やアヤメ(菖蒲)と混同してしまいがちですがアヤメ科ではなくてサトイモ科の菖蒲です。
あなたの家庭でも試してみてはいかがですか?