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2011年2月の記事


@オーストラリアとアジア

ペンネーム:N2

先週はサッカーのアジアカップが盛り上がりましたね。
決勝戦は日本vsオーストラリアだった訳ですが、不思議に思いませんか?
「アジア」カップなのにオーストラリア。

オーストラリアってアジアだっけ?

その国が加盟しているサッカー連盟により、地区が決まっています。
以前オーストラリアはオセアニアサッカー連盟(OFC)所属でした、OFCは加盟国が11カ国しかなく、オーストラリアと他の国のレベルの差が非常に激しいものでした。(サッカーの試合で31-0という差がつくくらい)

さらにOFCのワールドカップ出場枠は0.5で、OFCのワールドカップ予選を勝ち抜いた後に南米等の強豪国とプレーオフで勝利して初めてワールドカップに出場できるという状況でした。
2002年の日韓ワールドカップのプレーオフでもウルグアイに敗れています、2002年以前にもプレーオフで敗退というワールドカップまで後一歩の所で敗退を繰り返していました。

ちなみに、2006年のドイツワールドカップはウルグアイとのプレーオフでしたが、特別なチャーター機を用意(機内にマッサージ台の設置、特別な食事メニュー、酸素ボンベの供給などあらゆるものが準備されていた。)、等の国内企業のバックアップがあり、プレーオフに勝利しオセアニア地区代表として参加。

このような状況から、オーストラリアサッカー連盟はOFCを脱退し、アジアサッカー連盟(AFC)への加盟を求めていました。

国際サッカー連盟(FIFA)に拒否され続けても、評論家やファンも同じようにAFCへの参加を希望し、ほとんど時差が無く観戦できた2002年日韓ワールドカップを期に国民のサッカーへの関心が高まり、ハワード首相(当時)がオーストラリアサッカーの改革を決意。
国内の最大手デパートの経営者を協会の会長に選出、政府の後押しをうけたオーストラリアサッカー連盟はロビー活動を展開し、2005年3月23日にAFC執行委員会は全会一致でオーストラリアサッカー連盟のAFC参加を承認。
晴れてオーストラリアはAFCの一員となったのでした。

その後は2010年南アフリカワールドカップはアジア代表として出場、2011アジアカップは準優勝。
一躍アジアの強豪国へとオーストラリアは駆け上がっていきました。

次にオーストラリアと試合があるのは2014年ブラジルワールドカップ最終予選かもしれません。
それまでにどちらのチームがより良いチームになっているか、楽しみにしていましょう。


 
 
   
   
 
 
 
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